猫猫塾 出版スタッフによる裏方日記
「小谷野敦 小説集」をKDPで電子出版してみた
2015年1月、「小谷野敦 小説集」第1弾『グンはバスでウプサラへ行く』が、KDP(Kindle Direct Publishing)*で出版されました。
小谷野敦は、芥川賞に2度ノミネートされたことのある作家であり、『もてない男』『谷崎潤一郎伝』『日本売春史』など、多数の著作を持つ文学研究者・評論家でもあります。
自費出版といえばアマチュアによるもの、というイメージが強いかもしれませんが、経験豊富なプロの書き手である小谷野敦がなぜKDPを? 実際KDPってどのくらい大変なの? 成果のほどはいかに……?
本記事では、書籍編集と出版手続きを担当しました、猫猫塾のスタッフがKDP体験記をお伝えします。
(※あ、ちなみに記事タイトルは最初「はじめてのおつかい」にしようかなって思ったんですけど、某芥川賞の某島田選考委員みたいなのでやめました)
*KDP(Kindle Direct Publishing)
AmazonのKindleストアで電子書籍を出版し、販売するためのサービス。自費出版ではあるが、出版にかかるコストは実質上無料。出版された電子書籍は、Kindle端末・PC・スマートフォン・タブレット等で読者に提供することができる。